6/18 Newcastle郊外(South Shields) 午前中雨、午後雨・曇、肌寒い(これまでのサイクリングで最も厳しい一日)

朝からずっと雨が降っている。Kemeちゃん傘をさしてお湯を沸かす。朝のホットコーヒーは最高だとkemeちゃん曰く。雨が止まず、テントの中でぼんやりしていたら、隣のカップルがテントを畳んで出発準備。これを見て急いで話かけてみる。昨日アムステルダムからフェリーでニューキャッスルに着きそのまま5時間走ってこのキャンプ場に来たとのこと。これから3週間、スコットランドをサイクリングするそうだ。フェリーとキャンプ場の情報を聞くと、雨にも拘わらず、嫌そうな顔もせず親切に教えてくれ、10時半に雨の中、出発していった。


我々ものんびりしている訳にはいかないと急いで出発準備に取り掛かる。13時出発となってしまったが、テントを畳み出した頃に雨がやんていたが雨の中の出発となる。橋の下で雨宿りをしながらうずくまっての昼食、その隣をフルスピードで車が駆け抜けていく。健康には悪いが仕方ない。


17:30Newcastle郊外到着。それからフェリー乗り場近くのキャンプ場を目指すがそれからが大変だった。手の平ほどの小さいGPSの画面表示に従いkemeちゃんが先導。地図を広げてルート確認しながらではないのでどこを走っているのかよく分からないが、市内を抜け川を越え、対岸に渡り、東の海岸のキャンプ場を目指して走る。


Jarrow、South Shieldsの教示板が見えたところでターミネーターの映画に出てきたような若い警官にこの辺りでキャンプ場ないが訊ねる。iponeで調べてくれキャンプ場に電話までしてくれるが、テントサイトは満員だとの返事。3マイルほど行ったところにホステルがあるかと教えてくれる。そこへ行ってみるが満室だと断られる。近辺のキャンプ場を教えてもらい何度か道を聞きながら、ようやくキャンプ場に辿りついたもののキャラバンカー専用で、テントサイトなし。近くにGuest Houseがあると聞きそちらをあたる。道で会った親切なおばさんが一緒になって一軒一軒あたってくれるが、週末の土曜日のためかどこも満室。


最後に教えてくれたホテルへ行ってみるが満室。別のホテルに電話してくれ、ようやく宿が決まる。2マイルのとこで突き当たりだからすぐ分かると言われそこを目指す。ところがぐるぐる40分ほど走ってまた同じ所へ。別の人がホテルの外に出て教えて
くれる。2マイルというのを信じたのが間違い。自転車で3、4分の所だった。しつこく粘って地図を描いてもらうべきだった。


もっとも、これまで地図を描いてもらってもRound-Aboutに入るとどっちの道か分からなくなったり、口頭で真っ直ぐ行ったところだところだと聞いても、さてどっちへ行ったらいいもんだろと悩んだりすることしばしば。また、同じ真っ直ぐの道でもブロックが変わると名前が変わったりしていたりして、地図を読むのも大変。


そんなこんなでホテル到着が22時を回ってしまった。69ポンドで朝食付きの広々とした部屋。ホテルは大変な賑わい、ホテル前の浜辺で花火を打ち上げているし、階下のディスコでたくさんの人が踊っている。オーストラリアのタスマニア以来の本当に大変な一日となってしまいました。


こそっと野宿をするにも10時でもまた薄明るいし、今夜の宿はどうなるのかと生きた心地しなかったけど、豪華なホテルに泊まれラッキーでした。もっと早くにチェックインしてたらのんびり部屋で過ごせたのに、疲れてへろへろでスーパーで買ったサモサ?(野菜や肉入りの上げ春巻き)を食べたらすぐに寝込んでしまいました。(keme)


Haltwhistle〜Newcastle郊外(South Shields)、85km ホテル Little Haven Hotel


     
                            出発間際のオランダ人サイクリスト

     
雨で時間もなくて素通りしたニューキャッスル市内