9/8 Kostolac 快晴(初めてのパンク!)

06:00起床。昨夜レストランで蚊取り線香をつけた際、ドラゴンフライの点火用の器具が入った袋を置いたままになっていたのに気が付く。その場所へ探しに行くが見当たらず。昨夜の深夜騒いでいた連中が持ち去ったものと半ば諦めかけていたら管理人らしき人が車の中に入るのを見かけ、急いでその袋を見かけなかったと訊ねると、レストランの棚に保管してある器具入れを持って来てくれる。助かった!これなしでは火は炊けずどうしょうかと落胆していたので急にKemeちゃん元気付く。


続いてHard君の片手の手袋がないのに気が付く。もう一度管理人に問合せるが今度は出てこなかった。08:40キャンプ場出発しSmedorovoに向かう。車の往来が激しく恐い。道路脇に交通事故で亡くなったと思われる若者の写真とそれに供えられた花をしばしば目にする。安全より速く走れる幹線道路を走ろうとするKemeちゃんもさすがに気味が悪そう。ドナウ川を越え南側の道を走っている際、幹線道路から脇に入るVelo6のサイン板を発見。これに沿って行くことにする。


Salinacという村でストアを見かけパン/ヨーグルトを買いストア前のテーブルに座って同じようにパンを食べている現地のカップルと一緒に朝食。何故だか分からないが歳の差があるカップルが急に険悪な感じになってしまいに若い女性は席を立って自転車で先に行ってしまう。どうも男性が気前よく我々にジュース2缶驕りビールを飲み出したのが気に障ったのではないかと邪推。何となくHard君が現地の人と喋り出したりしてちょっと長くなるといらいらし不機嫌になるのを見ているような感じだ。


男の人の言葉は全く分からないがどうも村の観光名所を案内してやると言っているようなので後に着いて行く。それから村の店でドリンクを奢ると言う。Noと断り切れず一番安い水をご馳走になる。どうもこれから先に道はなさそうなのでSmederevoに戻ろうするが家に寄ってコーヒーを飲んで行けとしつこい。何とか振り切ったところでKemeちゃんの自転車がパンクだ!結局男の人の家でパンク修理する羽目になる。

家に入ったところで先ほどの女の人がいる。火に油を注いだ状態になる。キッチンを飛び出し家の中に入ってしまう。パンク修理中、でかい音でこれ見よがしに音楽を鳴らしたかと思うと家の中から言い争う声とガチャンと言う音が聞こえる。これはヤバイと急いでパンク修理を終わらせる。男の人もいたたまれなくなったのか自転車を置いて別の自転車で食事に行こうとうるさくなる。そこを何とか振り切って家を後にする。Kemeちゃんはどう感じたか?


結局元の道路に戻ることになるが、それまでに4時間も費やしてしまった。幹線道路は狭い上に大型バス、トラックが行き交い危ない。昼食が15時近くになってしまう。一休みしてナジャとボジャが是非立ち寄るべきだというViminaciumへ向かう。走っている途中、反対側にいた犬と目が合ってしまい、ヤバイ追いかけられると思い立ち去った瞬間、ガチャンと鈍い音が聞こえ、キャンという悲鳴。反対斜線を走っている車に跳ねられた音だ。


教えてもらったホテルに19時到着。朝食付きで2400ディナール(24ユーロ)と安いが旧式でシャワーもちゃんと出ないホテル。でも、食堂もあるが、昔の設備そのままで古くなり使えなくなっているラウンジ、エレベーターも恐ろしく古くKemeちゃんドアが開かず中に閉じ込められてしまった。従業員は結構いる。人は余っているんだろなと要らぬ心配をしてしまう。


今日も本当にいろいろありました。


Kovin〜Kostolac 65km、ホテル 名前不詳


  
昨夜は真っ暗で周りは分からなかったが、朝方の風景
  
標識はあるものの厳しい道が続きました
  
よく分からなかった夫婦でした