8/28 Duna Port(Harta)快晴(ハンガリーで初めて個人宅に招待される)

朝方には昨夜の強風は治まっておりこれまでの強烈な暑さも大分和らいだ感じ。10時前、お店の人に日本の絵葉書渡してキャンプ場出発。最初は舗装道路をがんがん走る。途中からVelo6のルートに従いドナウ川沿いを走る。舗装道路であってもつぎはぎだらけで凹凸があったりの道、時速制限30kmとある。ダート道になると穴ぼこがあったりとこれまた走りにくい道で参る。


ダート道が終わり舗装道路に出てからVelo6のダート道を避け舗装道路を走る。やはり日中は暑い日ざし、日本の真夏を思い出させる。道路からちょっと入ったところで昼食。Soltという町で15時休憩。アイスクリームがのった冷たいコーヒーとウインナーコーヒーとアイスクリームを注文。


51号線を走り地図に載っているキャンプ場に向かう途中、10km程手前で別のキャンプ場の看板を見かける。取り合えずどんなところか見に行ってみる。直ぐ目の前がドナウ川で眺めもいい。他にもテントを張ってある。ちょうどその時、直ぐ横のレストランから親(母)子二人組から話しかけられる。聞いてみるとここは無料のキャンプ場でトイレのあり。歩いて10分くらいのところに住んでいるのでよかったらシャワーを浴びてもいいよと言ってくれる。是非、よろしくお願いしますと言って別れる(16時半)。


テントを張り終え、その人の家に出掛けてみようかと思っていたら先のPeter親子(今度は父親)が遅いのでと車で迎えに来てくれる。歩いて10分では行けそうもない、自転車で行っても家はとても探せなかったところにあり。平屋の横に長い家。典型的なハンガリーの様式で築100年の家、向かいの家も同じような様式。窓は一つもないないので隣りの視線を気にしなくてすむ。庭にはコスモス、バラ等々綺麗な花が咲いている。

2002年に奥さんの親が亡くなったのを機にドイツから移住してきたそうだ。奥さんはハンガリー人で旦那さんは東ドイツ人。旦那さんはピアノ演奏者の音楽家。ソビエト崩壊前は音楽家は西側に行き来でき何度か往来していたらしい。ある時、西側移住を決断し一切のものを置いて(持出できず)西ドイツに渡ったそうだ。息子のPeterはハノーバー生まれで33歳、昨年10月転職し、物流会社で働いているとのこと。他に娘さんが二人いて、一人はフランスのボルドー、もう一人はドイツのボンに住んでいるので、孫の顔が見れず寂しいと言っていた。


これまでに交流のあった人とのサイン帳を見せてくれる。中国人、日本人、アラブ人等々全部で25国籍の人が一言書いたノートである。我々も一言書かせてもらう。息子のPeterは明日から仕事だと言って車でブダペストへと戻って行った。我々は20時半までテラスのテーブルでワインとサンドイッチをご馳走になる。旦那さんの運転する車でキャンプ場まで送ってもらう。


初めてハンガリーの一般家庭にお邪魔して今日はとてもいい日でした。


Rackeve〜Duna Port 70km、テント ドナウ川湖畔 フリーのキャンプ場


  
ドナウ川湖畔でテント張りました
   
ご覧の通りひどい状態の路面            これも越えなければならない
   
自転車道の標識が見られるようになる
   

  
キャンプ場の標識発見、果たしてオープンしている?
   
夕食に招待されました。典型的なハンガリー様式のお宅だそうです。