9/2 Novi Sad 快晴(フランス人サイクリスト、愉快なピーターと今日も一緒に宿探し)

今朝はお湯を沸かさず冷たいテントの中でコーヒーとパンで朝食。隣のフランス人はドラゴンフライでお湯を沸かしテーブルでしっかり朝食を取っている。次のキャンプ予定地まで彼らから30kmほどと聞いたので午前中はテントを乾かしたり、フランス人からガソリンを使ってチェーンをクリーンにする方法を教えてもらったり、彼らのテントの中を見せてもらったりする。


頑丈な自転車でタイヤ・スポークも太くて20kg、椅子まで持っていて荷物も40kgほどだというから我々よりもかなり重い。我々の欧州旅行開始と同じ頃にフランスのツールを出たそうだがこれまで何度もパンクし、後輪タイヤはスイスで取り替えたそうだ。Peterは冗談を言いながらとにかくよく喋る。ジュリーは英語の先生をしていたそうだが彼女以上に会話力はある。Kemeちゃんお礼にとハンカチをあげたら早速、頭に巻いて見せる。愉快な33歳。ニューカレドニアに兄弟がいるので中近東・アジアを経由して会いに行くと言っていた。


12:50彼らより先に出発し、昨日の夕食を食べたレストランへ。クロアチア料理とビールを注文。おいしい。二人で90Kuだから13ユーロほどだ。とても西欧州では考えられない。


ドナウ川に掛かる橋の手前でクロアチア出国手続き、長い橋を越えてセルビア入国手続き(15:30)セルビアの審査はこれまでの国と違って結構車の中の荷物を調べているが、幸い我々は少々待たされただけでパス。


市内で150ユーロ換金してNovi-Sadoへ向かう。クロアチアよりも道路事情が悪く、路肩は狭く且つ波を打っている上に車の往来が激しい。周りの景色もクロアチアのようにあたり一面畑が広がるというような感じでなではなく、草がぼうぼう生えている感じだ。


30kmというのがとんでもない、なかなか着かない。17時手前の町のスーパーで買い物してからドナウ川沿いの車の往来が少ない一般道、土手道を走る。何度か人に聞きながらようやく18:30キャンプ場へ到着。フランス人カップルもいる。彼らは一足先に着いていたが彼らも場所が分からず、市内から戻って探し当てたという。ところが高級ホテルの敷地でキャンプ場はやっていないとの事。ドナウ川の土手には犬がたむろしておりテントを張る気がせず、市内でもう少し安いホテルを探そうと彼らに着いて市内に戻りホテル探し。19時を過ぎると暗くなる。


ダウンタウンでKemeちゃんとフランス人の女性2人に安宿探しいってもらう。Peter曰く、ホテル探しは女に任し、男は待っているに限る。黙っていても声を掛けられ直ぐ見つけてくるからと。男2人で自転車と荷物の番。待っている間に、Peterから自転車のスタンドを譲り受ける。荷物が1キロ減った、ヤッタ!と日本語で大喜び。もらう方が喜ばないといけないのに、どこまでの愉快なフランス人!


Peterの言う通り、安い宿を探してきてくれる。32ユーロ21時チェックイン。Kemeちゃんは夕食要らないと部屋に残りHard君は彼らと一緒にホステルのレストランでビールを飲みながらの夕食でした。


Ilok〜Novi Sad 56km、ホテル 名前不詳


   

 
リカンベントでアジアまで走るというピーター達
   

  
クロアチア国境                     セルビア領内に入る