9/7 Kovin 快晴(真夜中にテント前を歩く男達にビックリ仰天)

朝食後、部屋で荷物整理をしている時に同室の女の子にこれからルーマニアかブルガリアを通って黒海に出るつもりだと話をするとルーマニアを走るべきだという。親がルーマニアのドラキュラで有名な地方出身だそうだ。ドラキュラは実在の人物で吸血鬼とは関係ないそうだ。


自転車のスタンドのネジが緩いのでホステルのお兄さんに工具を貸してほしいと頼むと親切に締め直してくれるがネジに合う工具がなく近くの自転車ショップで頼んだらいいと教えてくれる。その時トレーニング姿で自転車に乗ったボジャが通りかかり一緒に写真を撮る。12時半過ぎホステル前を出て直ぐおばさんから話しかけられバナナの差し入れを戴く。Japanと入ったシャツを着ているのが効いているのかもしれない。


自転車ショップでボジャにネジ交換してもらう。自転車で中近東・アジアを走る計画をしているそうで是非日本にも寄ってくれと言って別れる。Old Beograd市内は車の往来がとても激しい。ドナウ川の南側を走ってゆくつもりだったが14時を回っているのでアップダウンが厳しいと聞いた南側を断念し平坦な北側を走ることにする。橋を渡って北側に出るがその橋がとても長くて1.7kmもありしかも
交通量が激しくて危ない。橋を越えるとVelo6ルートのサインを発見。それに沿いドナウ川の土手道を走るがガタガタ道なので途中から車の往来が激しいが舗装道路を走ることにする。


18時過ぎ車を止め手を振っている若いカップルがいるので立ち止まると、よければ家の庭でテントを張ってもいいと言ってくれる。見るからに人の良さそうなカップル。Kovinの町で待っていると車で走っていくのでその後を追いかける。19:50Kovinに到着、でも車は見当たらず。直ぐ辺りは暗くなる。ミニスーパーで食料買いキャンプ場を探す。ドナウ川まで出て近くにいた人にキャンプ場訊ねる。原付のおじさんが2km先の湖近くのキャンプ場の入口まで案内してくれるというので後をライトなしで付いていく。


別れてからの道はガタガタ道で真っ暗の森へ通じる道。よく分からないし気持ち悪いが信じて走る。途中、向こうから歩いてくる人がいてキャンプ場を訊ねると直ぐ先だというので真っ暗な道を更に進むと明かりが見えてくる。そこはレストランでライトは付いているが人は誰もいない。レストランの横にテントを張る、遠くにライトが見えるが、テントかもしれないが暗くてよく分からない。遠くから目立たないようにライトも付けずテントの中で21時夕食。24時近くテント前を通りレストランへ行く人影で目を覚ます。Kemeちゃんの話だと結構遅くまで音楽かけて騒いでいたそうだ。


Beograd〜Kovin 68km、テント キャンプ場レストランで野営



   
ナジャの友人、自転車ショップのオーナー。ツードロフランスに出場したことがある健脚の人
   
歩いているおばさんから声をかけられバナナまで頂く
  
車が多くて怖いくらいです
  
ベオグラードを過ぎ、こんな自転車道になると本当にこの道で大丈夫なのと何度も疑いながらの走行