8/31 Bilie Bellve 快晴(クロアチア入国、チェコ人学生3人と野営)

09:55キャンプ場出発してHarad君の右手の手袋がないのに気が付く。どうして片方がないのか不思議だ!フェリーで対岸のMohacsの町へ。ハンガリーから先の地図がないので、まず観光案内所へセルビア、ベオグラードまでのルートを教えてもらいに行く。地図を買いマーカーして
もらう。次に隣の郵便局へ行き、不要になった地図、パンフレット等を日本に送り返す。17240Ft(65ユーロ以上)もする。日本へのはがき8枚の切手代が2400Ft、どうしてこんなにするの?えらい出費だ!


ドナウ川沿いで腹ごしらえして国境に向け出発。13時を回ってします。Velo6のサインルートに従い堤防土手を走る。途中で、ダート道に。Velo6ルートから外れ舗装道路を走る。国境の町Udvar14時過ぎ到着。国境だから店とかたくさんあるだろと想像していたのに、わずかにガソリンスタンドとその中に簡単な雑貨食料品を売っているだけだ!西側と違い、国境近くには住むことが許されなかったのか?手元に残っている1000Ftほどで、食料・水を補給。ここで、チェコからイスタンブールまで行くというチェコの学生3人組みに会う。


これまでのEUでの国境越えと違い、ハンガリーで出国、クロアチアで入国のためにパスポート提示を求められ、出国・入国で30分かかる。チェコ3人組み(彼らはハンガリー最後のビール飲むのだと日陰で休んでいる)15時過ぎクロアチアを走り出す。道路はハンガリーと違って路面がきれいで
なめらか、路肩まできれいだ。ハンガリーのようにアスファルトが途切れてガタガタだったり波を打ったりしていない。回りの畑もどこかきれいで緑が鮮やかな気がする。ハンガリーよりも国が豊かなのかな?


チェコ3人組みと会わないので彼らと別ルートになったのかなと話しながら長い坂を上っていると後ろから彼らがやってきて頂上で一緒に一休み。イスタンブールへのルートはまだ決めていないが時間の関係でブルガリア経由行くかもしれないとのこと。インターネットで印刷したベオグラードまで通る町の名前を列挙したペーパーをもらう。そのままセルビアの国境まで一緒に走る。彼らはそこからセルビアに入らずVelo6のルートに従いドナウ川沿いにクロアチア側を走るといい先に出発。観光案内所で教えてもらった通りここでセルビアに入ろうか迷うが、彼らと同じルートを走りもう1日クロアチア滞在することにしSuzaへ向かう。


最初は広い真っ直ぐな舗装道路、それが途中からガタガタの未舗装道路に変わる。17時過ぎSuza到着。スーパーでキャンプ場を訊ねるが20kmほど行かないとないと言う。直ぐ隣がペンションで値段を聞くと50ユーロ、寝るだけで高いと諦めキャンプ場を探そうと走り出して直ぐチェコ3人組みに合う。彼らは野宿すると言うので一緒に付いて行くことにする。18時半くらいまで走り、食事をしてから森の中で寝場所を探すという。3人のうち2人が現地の人にレストランと地雷の心配のない場所を聞き出しながらの走行。20時近くユーロが使えて近くに適当な寝場所がありそうな村に到着。


久しぶりにビール付きの豪華な食事。皆で食べる夕食はおいしい。20ユーロ払い25Kuおつりをもらう。水を出納に詰め21時半出発。辺りは真っ暗、ライトを付けての走行。1kmほど走って道路からちょっと脇に入った所へ。車がうるさいのと目立ちやすいというので場所換え。道からちょっと外れた畑の近くでいい場所を見つけてくる。テントを張っても遠くから見えないだろうというので我々はテントを張り寝る。彼らは、草むらの上にマットを敷いてその上に寝袋で寝る。


チェコ3人組み、うち二人はリンに住む兄弟で弟はコンピュータの会社を立ち上げたという23歳の理科系学生、兄は日本の武術を習ったという26歳の学生。もう1人はプラハの医学生。弟とインターネットを通じて知り合いパリまで一緒に1000km自転車で旅をしたことがあるという愉快な3人組み。


今日はいろんな経験をさせてもらいました。


Mohacs〜Bilie Bellve 76km、テント 畑で野営


   
渡し船で対岸へ
  
ハンガリークロアチアの国境の町。チェコからの学生3人組と知り合う
    
クロアチア領内