3/20 念願のパン屋さんに泊まる

暖房で部屋が暖かい。今日は100km先のサイクリスト間では評判のパン屋さんに是非とも泊まりたい為、8:15宿を出る。町を出ると向かい風の横風がきつくて前に進まないというか前にちゃんと走れない。突然の横風は道路中央までよろめいてしまい恐い。9時半まだ9kmしか走れないがここから道路が西から東に方向が変わる。すると横風から向かい風に変わる。辺りずーっとパンパが続く。ちょっとした森の中を走るようになると少し風が和らいだ。11時半54km地点、道路から森の少し入った所に絶好の野宿ポイントがありここでランチをしていたら、タンデム(二人用自転車)のカップルが心配して声をかけてきてくれた。ランチを終えタンデムを追っかけるとすぐ追い越してしまった。タンデムは横風に弱いらしくバランスが取れずふらふら走行していた。こちらは追い風を上手く利用してウインドサーフィンを味わった。反対方向からチリ人サイクリストがやってきた。フランス人カップルに20km先で会ったという。Tolhuin手前5km地点でフランス人カップルに追い付く。彼らはRio Grandeから先30kmほどでエスタンシアに無料で泊めてもらったという。

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ポーランド人サイクリストカップル
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16時半Tolhuinの念願のパン屋さん、Panaderia La Unionに着く。小さな町なのに店内は近代的で美味しそうなパン・チョコ菓子が並んでいてお客さんもいっぱい。ここで今日ウシュアイアからスタートしこれからRio  Grandeまで行くというカナダ人サイクリストに会う。話を聞くと100日でアラスカまでのパンアメリカンハイウエー走り世界記録を狙うという。因みに世界記録は125日だそうだ。運転手とヶカメラマン3人組、本人はひたすら一日260km走るそうだ。記念に写真1枚撮らせてもらう。レジにいる女性が手招きしてくれる。お店の人たちも私達を快く迎えてくれる。白のシェフ姿の気さくそうな男性従業員が厨房を通り、別棟の厨房兼倉庫兼宿泊所へ案内してくれる。厨房の中には焼き上がったパンが並べてあり思わず「美味しそう!」って叫んだら、はいどうぞってくれるじゃないですか。チーズ入りのもちもちパンの旨いのなんの!!その上カレーご飯もご馳走になる。後から着いたフランス初老カップルと一緒に頂く。倉庫の一室がサイクリスト用の部屋で二段ベットと平ベットがあり5人泊まれる。先客のアルゼンチンサイクリスト、フランス人カップルそして我々でちょうど5人。壁にはこれまで泊まった人達の感謝の寄せ書きがある。その中には、毎度参考にさせてもらっているへたれチャリダーの寄せ書きもあった。シャワーまで使わせてもらえる。も浴びれる。店内のテーブル席でWifiを使いメールチェックしていたらチョコレート菓子をサービスしてくれた。至れりつくせりなんです。どうしてサイクリストをこんなに歓迎してくれるんでしょう?どなたかご存知でしたら教えてくださいな。

Rio Grande~Tolhuin 移動距離107km、パン屋さんPanaderia La Union 無料

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パン屋さん到着
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アラスカまで100日最短記録を目指すカナダ人サイクリスト 
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フランス人サイクリストと夕食頂く
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