3/10 曇り Port Fairy

11時キャンプ場出発。観光案内所へ寄り、Port Fairyのキャンプ場について尋ねると金曜日から月曜日までFork Festivalがあり、宿泊施設はどこも満員でPort Fairyでは泊まるところはないので、その近郊の町で宿を捜すしかないと言われる。タスマニアのDelorainのキャンプ場で隣りの隣りだったロン&ヘザーさんからPort Fairyに来た時は寄っていいよと言われていたので、公衆電話から電話する。今から来ていいよとの返事。それまで、3度、Warrnamboolからメールしていたんだが、アドレスが変ったのか送信不能となっていた。


途中、Tower Hillsの野生動物保護公園に寄る。3000年前の火山噴火によってできたところで、Port Fairyとのほぼ中間地点でハイウエイから下り降り、森の中の小高い丘の上にタワーヒルがある。その直ぐ近くのテーブルに自転車を止め昼食。コアラ、カンガルー、エミュー等野生動物の宝庫となっているところで、その周りを1時間ほど散策。間近にエミュー、カンガルー、そしてユーカリの木の上で寝ているコアラが見れて大感激。


17時近くPort Fairy到着。電話で教えてもらった通り、ガソリンスタンドを左折ししばらく走ったところで芝刈りをしている人に道を尋ね、家の辺りに行くとRonさんがガレージの前で待ってくれている。家の中を案内してくれる。他にシドニーから友人二人と、その友人の友人二人が明日からのFork Festival音楽を聴きに、やって来るという。Ronさんは2月23日に飛行機でホバートから帰り、キャンピングカー(コンボ)は娘(フィアナ)夫婦が運転して今日タスマニアから帰ってきたので、今晩からそのコンボに泊まっていいと言われる。冷蔵庫は自由に使っていいし、ティーも自由に飲んでいいという。夜は家の前のライトは付けておくのでトイレに行きたい時はシャッターを開けいつでも行っていいとシャッターの開け方を教えてもらう。


festivalはいくつかの会場に分け行われ、チケットは4日間通しで一人90ドルですべて売り切れ。1日券若しくは各会場ごとの入場券はないが、無料で入れる会場や無料野外コンサートがあるというので我々はそこへ行かせてもらうことにする。Heatherは明日は朝10時半から夜の10時までfestival会場でボランティアとのこと。


娘夫婦とその子供キティと一緒に夕食をご馳走になる。ロン&ヘザーさんは1994年にオーストラリアから日本に29日掛けてヨットで訪れたことがあり、その際に日本人のケンジさんとカワバタさんにお世話になった話をいろいろしてくれる。それで今度は我々がお返しする番だと言われ、本当に嬉しい、が、これでいいのだろうかと大恐縮。フィアナ夫婦も去年の5月に一週間関西を旅行し日本人から親切にしてもらったそうだ。ロン&ヘザーさんは1996年から6年掛けてヨットで世界一周した時の話をアルバムを見せながらしてくれる。リビングには日本の羽織、提灯なども飾ってある。


家の前は17世帯で共有の広々とした池がある庭というより公園。Ronさんの庭に停めたコンボに寝させてもらう。


夕食はパイ生地に鶏胸肉・チーズ・ハムを巻いたオーブン焼きと、生野菜サラダ。美味しい!リビングにはちょうちん・着物・おわんなど日本グッズが飾られいる。広々として黒・白・茶の色調でまとめてありすっきりして、そして豪華でした。私たち日本人と言うだけでこんなに歓迎してくれ泊めて頂き有難いことだ(keme)



(Warrnambool〜Port Fairy 36.82km、ロン&ヘザーさん宅) 



   
雨で2日足止めを食らったキャンプ場           野生動物の宝庫、タワーヒル(Tower Hill)での昼食


      
木の上で寝ているコアラ               エミュー                          カンガルー



ロン&ヘザーさん宅での夕食