親切な人達に助けられた一日でした(3/1 曇り・雨・晴れ Geelong)

朝の空はどんよりとし今にも雨が降りそうである。冷蔵庫の上にある電子レンジでお湯を沸かしにと思いそこへ行くとキャンプ場を教えてくれたNZ人サイクリストがいるではないか。フェリーで昨夕18時に着き、21時にキャンプ場に着いたという。レンジでお湯を沸かそうと取っ手を開くと中からネズミが顔を出す。びっくり、思わず取っ手は放した瞬間、扉が閉まってしまった。食べ物もそのまま、タイマーもかけたままの状態で半開きだった。NZ人はネズミでなくムース(?)ではないかと言い、俺はレンジは使わないよの一言で、諦める。


げぇ、ネズミを電子レンジでチーンしたってこと!?次にレンジを開けた人の驚いた顔が浮かんでしまった(keme)


NZ人サイクリストがグレートオーシャンロードは行くの止めて、ブリスベン方面に向かい、内陸を通ってパースに行くことに変更したと挨拶に来る。またいつかどこかで会いましょうと別れる。シャワーを浴びてきたキャンパーから話しかけられ、ついでに、途中のGeelongまでの道や、インターネットでの天気図の見方などを教えてもらう。10時過ぎにNZ人サイクリストが出発して行く。


さあ、出発の準備が整ったと思ったら雨が降り出す。急いでレインコートを着て小止みになるを待つと出発が11時過ぎになってしまった。教えてもらった通り高速道路に沿ったサイクリングロードを走り、Werribeeに向う。途中の分岐点で左手に行かないといけないのだが標示がないので分からない。ぐるぐる回り、結局1時間以上のタイムロス。向かい風の中、その後も何度か人に聞きながら前に進む。


Werribeeに近づくと、サイクリングロードがいつの間にか普通の歩道に変る。Werribeeの一つ前の駅の近くでWerribeeへの道を尋ね、これからグレートオーシャンロードを走りアデレードへ向う予定だと話をすると、びっくりされる。グレートオーシャンロード道路は曲がりくねっていて狭くて車がハイスピードで走るので危険だ。止めて、汽車、バスにすべきだと言われる。15時を回っているので、Geelongまで電車で行くことに変更し、一緒に駅まで連れて行ってもらう。


Werribeeまではメトロ、そこで16:00発Geelong行きの汽車に乗り換える。待ち時間の間にKemeちゃんトイレへ。戻り道に迷っている間に汽車は到着。定刻3分前の15:57に出発してしまう。次の16:43の汽車まで時間があるので観光案内所でも行こうかと思っていると、何と先ほど道を尋ねたTimさんが、何か用事があったようで駅に現れる。また、会いましょうと、駅の周りを自転車で商店街を散策。BikeショップでKemeちゃん用にバックミラーを買う。取り付け、ついでにブレーキとサドル調整も頼む。追加料金取られるかと思ったが無料でやってくれる。急いで駅に戻ると、Timさんがわざわざ待っていてくれ、手伝ってもらい自転車を汽車に荷物ごと載せる。時間がなくTimさんに名刺を渡し握手をすると直ぐ、ドアが閉まった。


トイレから出たらどっちから来たのか分からなくなってしまった。汽車の出発の放送が流れ焦りまくりやっとプラットホームに上がれたが、Hardくんは向こうのプラットホームにいたんです・・・・方向音痴でごめんなさい自転車の装備は出来るだけ軽くしたかったため、バックミラーを頑なに拒んでいたが、後ろから来る車が把握出来てこりゃ〜便利だわ(keme)


車掌さんから、バイク専用のスペースのある車両へ移動しなさいと言われ、次の駅で移動する。小学校で日本語を教えていたというオーストラリア人女性から日本語で話しかけられる。名古屋に半年住んでいたこともあるという。今は、子供に手がかかり日本に行けないが、そのうちまた行きたいと話していた。Geelongで一緒に降りキャンプ場までの道を教えてもらう。


18時半くキャンプ場到着。二人で28ドルキャンプ場でブレーキの調子が悪いので調べていると、子供からどうしたのと話しかけられ説明すると、僕のお母さんが直してくれるから、呼んで来ようかと言ってくれる。19時半を回ってしまい、急いで近くのスーパーで食材買って、キッチンで夕食。今日は向かい風の寒い日でしたが、親切な人にいろいろと助けらた一日でした。



(Melbourne〜Geelong 46km、Geelong Caravan Park テント泊)



キャンプ場の朝。直ぐ後ろがトイレ



この自転車道路の標示で逆方向に走るはめに。Geelongに向って延びるサイクリング道路。


親切にアドバイスしてくれたティムさん(Werribee駅)と同じ汽車だった日本語が話せる元学校の先生



ビクトリア州でメルボルンに次ぐ大きな町Geelong