12/3 ペルーでは危うく出国不可、ボリビアでは危うく密入国

トイレの便座がここもない。ふんばれないよ・・・。辛いものがある。隣はドイツのサイクリストで数日前会ったイギリス人サイクリストが私達より2日先を走っていると教えてくれたサイクリストだ。荷物用の台車を自転車の後に着けて牽引して走るスタイルだ。コパカバーナで1泊して太陽の島で2泊キャンプするそうだ。7時に出発して行った。我らも出発と思いきや、Hard君の昨日取り付けたばかりのキャリアを固定するのネジがまた外れて失くなっているのに気づき、取付・点検で出発が8時過ぎになってしまった。今日は88km走るのだが遅くなってしまった。

f:id:apple408:20111203070721j:image
隣り部屋のドイツ人サイクリスト

f:id:apple408:20111203081646j:image
ホステル前

快調に走るが25km地点から上りが続きkemeちゃん腰痛くなり半泣きで痛い、辛い。青々として美しいチチカカ湖を眺めながら道路脇でランチ。この辺りは追っかけてくる犬が少なくて助かる。子供達が「オラ!」と声かけてくれるのが嬉しい。Pomataまでは追い風で、チチカカ湖を左に眺めながらのこれまでで一番といっていいほどのサイクリング。ところが分岐点となるこの町を過ぎると向かい風に変わり、一面、砂に覆われた道路になり、一転走りにくくなる。

f:id:apple408:20111203111446j:image f:id:apple408:20111203111423j:image  f:id:apple408:20111203105914j:image f:id:apple408:20111203104849j:image f:id:apple408:20111203125504j:image
走っていて一番眺めがきれいだったチチカカ湖

f:id:apple408:20111203140208j:image f:id:apple408:20111203140154j:image
道路一面、砂です

16時、ようやくペルー国境に到着。出国手続きをしようとすると、係官がhard君のペルー入国証がない!出国不可能だと言い出す。そんな大事な用紙が入国審査の際にパスポートと一緒に渡されたとは露知らず。何かある度にパスポート提示を求められたので、その際どこかで紛失したのであろう。幸いなことにkemeにはパスポートにその紙が挟んであったので、それをコピーすることでOKとなった。コピー代として40ボリを払って出国することができた。

f:id:apple408:20111203162127j:image
ペルーとボリビアの国境

国境を渡りボリビア入国。入国管理事務所らしきものも見当たらずそのまま走り去ろうとしたら、警官から入国審査をしていないと呼び止められる。入国管理事務所は道路から30mほど下がったところにあるではないか。危うく密入国となるところだった。入国審査の際はイエローカード(黄熱病予防接種)とパスポートのコピーは不要だった。ボリビアのお金に両替を済ませ出発。

コカパカバーナ(標高3814m)まではアップダウンの道が続く。何度か人に訊ねながら19時(ボリビアはペルー時間より1時間進む)日本人泊り客が多く情報ノートもあると聞いている大聖堂裏にある宿に着く。オーナーのマリーさんはよく笑いとても感じがいい。夕食のレストランまで道案内してくれる。ボリビアの食事はまずいと聞いていたが、スープ・マスのフライ・ライス美味しい。宿は熱いお湯が出ると聞いていたのに電気シャワーは3分で水になってしまい、Hard君は震えて出てきたので、Kemeは止めた。マリーさん、2011年度の情報ノートを持って来てくれる。それ以前のものは残っていないとのこと。残念ながら期待していたサイクリスト情報の方は得られなかった。

Ilave~Copacabana 87km、Hostel Florencia 50ボリ