Keme、水が欲しいと悲鳴!(12/13曇り・晴れ Wanganui)

07:00起床、目の前の川に白い泡が一杯浮かんでいる。もしかしたら洗濯用水が流れ込んでいるかもしれないと思うと、ぞっとする。昨夜この水で歯磨きしたのだ。それでも何かの足しになるかと思い、水筒に入れる。パン、ピクルスそれとバナナで朝食を済ませ、10:40出発。いきなり上り坂が続く、昨夕から水を飲んでいないので相当きつい。後ろから、kemeちゃんの水、水の悲鳴。坂を上り切ったところに民家があり、水をもらいに行こうと思い、自転車を止める。


家の前に一台の車が停車しており、中からおばさんが降りてきて”こんにちは”と日本語で話しかけられる。友人を待っているとのこと。そこで、事情を説明し水をもらえないかとお願いする。ポットのお湯を二杯飲ませてもらう。Kemeちゃん、目眩を起こし、顔色が真っ青。おばさんも心配し車の中で休んでいったらといってくれるが、しばらくして落ち着く。元気になったところでお礼を言って別れる。前の家で水を補給してもらい、ジュース一本まで頂いてしまった。たま、親切なNZの人に助けて頂きました。


いやぁこの時はもう駄目だと思ったよ。目の前が真っ暗になりダウン寸前。おばさんからもらった
水で生き返り感謝でいっぱいでした。(keme)


その後はWanganuiに向かって快調に飛ばす。途中、学校のサインが目に入る。先の経験で懲りたので、水の補給に立ち寄る。ちょうど、プールで水泳の授業時間中だった。水筒満タンにして後にする。これから先、最後の長い坂があると言われたが、学校を出ると直ぐ坂が始まる。15時頂上に到達、そこからの眺めは実にすばらしい。


Wanganuiまで20kmの地点で、一台の車が停車している。朝、見かけたけれど水は大丈夫かとおばさんと若い女性がポリタンクを持って話しかけられる。有難く水筒に補給して頂く。また、また親切な人に出会う。夕方から小雨に変わる。明日の天候も気になるので、Wanganuiのユースホステルに泊まることにする。17:30Wanganui到着、街並みがきれいで古い建物も目に付きいい感じの街、これまで通った中で一番よかった気がする。


(Kakatahi〜Wanganui 53km、YH泊)

   
今日もきつい上り坂からのスタートとです。


靴が一杯かけてありました


今日最後の上り坂の始まりです


上り切ると前にはすばらしい景色が広がっていました